← 用語集:知的財産

OTSUMU KNOWLEDGE

ドメイン名の不正取得とは?意味・仕組みと使い方

ドメイン名の不正取得とは、他者の商品名や社名などと同一または類似のドメイン名を、不正な利益を得る目的や、他者に損害を与える目的で取得、保有、使用する行為に関する問題です。仕組みと使い方、注意点を整理します。

ドメイン名の不正取得とは

ドメイン名の不正取得とは、他者の商品名や社名などと同一または類似のドメイン名を、不正な利益を得る目的や、他者に損害を与える目的で取得、保有、使用する行為に関する問題です。空いているドメイン名は、先に取れば誰でも使えるように見えますが、有名なブランド名と紛らわしいものを不正な目的で取ると、問題になり得ます。ドメインの取得でも、他者の権利との関係を確認する必要があります。 ドメイン名は、インターネット上の住所にあたる文字列です。不正な目的での取得については、不正競争防止法などで規制される場合があります。

仕組み・ポイント

主な要素を整理すると次のとおりです。

項目内容
問題となる行為他者のブランドと紛らわしいドメインを、不正な目的で取得・使用する行為
不正な目的の例高値での売りつけ、他社のブランドへの便乗、顧客の混同を狙う利用
対応の手段話し合い、紛争処理の手続き、法的な請求など
事業での備え自社のブランドに関連するドメインの確保と、定期的な確認

自社が取得したいドメインが、すでに他者に取得されていた場合も、取得者の目的や使われ方によって、対応が変わります。まず状況を確認し、感情的な対応を避けて、方針を決めることが重要です。

判断のポイント

  • 名称を決める際に、ドメインと商標の両方を確認したか。
  • 主要なドメインを、早めに確保しているか。
  • 紛らわしいドメインを見つけたときの対応の窓口があるか。

実務での使い方・具体例

新しいサービスの名称を決め、ドメインを取得しようとする場面を想定します。まず、名称の商標の状況を調べ、関連するドメインの空き状況を確認します。名称が決まったら、早めにドメインを取得し、主要な拡張子や関連する表記も確保します。他者が紛らわしいドメインを取得している場合は、使用状況を記録し、専門家に対応を相談します。

進め方の例

  1. 名称の決定と並行して、商標とドメインの状況を調べる。
  2. 主要なドメインと関連する表記を、早めに確保する。
  3. 紛らわしいドメインを見つけたら、状況を記録して専門家に相談する。

ドメインの確保には費用がかかるため、すべてのバリエーションを取るのは現実的ではありません。事業の重要度に合わせて、取得する範囲を決める姿勢が必要です。

ドメインの取得は、サービスの発表前に外部へ情報が漏れやすい場面でもあります。名称を公開する前の段階で、関連するドメインを確保しておくと、第三者に先を越されるリスクを減らせます。

よくある誤解と注意点

  • 空いているドメインでも、他者の権利を侵害する場合があります。
  • 他者のドメインの使用が、直ちに不正な目的とは限りません。
  • 対応の方法は、状況によって変わります。
  • 個別の判断は事案によるため、専門家に確認してください。
  • 法令・制度や運用は改正で変わります。実際の判断や手続きの前に、最新情報を公的機関や弁理士・弁護士などの専門家で確認してください。費用、期限、要件などの具体的な内容は、必ず公式の案内に当たってください。

関連用語

Otsumuに相談できること

ブランドの保護は、商標とドメインをセットで考えることが有効です。Otsumuでは、名称の決定から公開までの流れを整理し、確認すべき論点を洗い出すお手伝いができます。 新規事業の進め方全体の整理は新規事業・事業戦略のサポートで扱っています。

状況を聞いたうえで論点だけ整理したい場合は、30分の無料相談をご利用ください。個別の権利判断や手続きは、必要に応じて弁理士・弁護士など専門家と進める前提でご相談いただけます。

執筆:Otsumu株式会社 / 編集日 2026.10.04

あわせて読む

次の一手を、一緒に。

事業の検証から開発・運用まで、現在の段階に合わせて支援します。

事業について相談する ↗
FROM KNOWLEDGE TO ACTION

知識を、次の一手へ。

30分の無料診断で、次の一手を整理する ↗