アイデア検証 / OTSUMU FIELD NOTES

市場調査の資料を、意思決定に使える根拠へ変える

資料が増えるほど市場を理解した気になりますが、調査の量と判断の確かさは別です。デスクリサーチでは、最初に「どの意思決定のための数字か」を書き、必要な情報から逆算して調べます。

01 / FIELD NOTE

問いごとに情報源を割り当てる

顧客候補の母数なら公的統計、企業の事業構成なら有価証券報告書、地域特性なら自治体の資料、技術の出願状況なら特許情報というように分担します。一つの市場レポートで、需要と競争と採算をまとめて説明しようとしないことが重要です。

02 / FIELD NOTE

数字には定義を添える

単位、対象地域、集計年、対象業種、調査方法を記録します。「事業所数」と「企業数」、「取扱高」と「売上高」を混ぜると、精密な計算でも結論がずれます。分類が狙う顧客より広い場合は、絞り込みに使った仮定を明示します。

03 / FIELD NOTE

調査で分からないことを残す

統計で対象企業の多さは分かっても、その企業が困っているか、費用を払うかまでは分かりません。公開情報で確認できた事実と、インタビューが必要な問いを分けます。次の調査対象が具体化したなら、机上調査は一度止めてよい段階です。

04 / FIELD NOTE

会議へ持ち込む一枚

結論、出典、計算式、仮定、反対の根拠を一枚にします。参考リンクを大量に並べるより、どの数字が変われば判断を変えるかを示すほうが、チームの次の行動につながります。

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