プレスリリースとは
プレスリリースとは、新商品、新サービス、提携、調査結果などの新しい事実を、報道機関などに向けて伝える文書です。報道発表資料、ニュースリリースとも呼ばれます。
平たく言えば、「報道する人に向けた、事実の説明書」です。読んだ人が、記事にしてよいか、さらに取材したいかを判断できるように作ります。
プレス(press)は報道機関、リリース(release)は公表を意味し、報道機関への公表資料という意味になります。
仕組み・ポイント
プレスリリースの基本の構成は次の通りです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 見出し | 最も伝えたいことを一文で |
| 要約 | 誰が、何を、いつ、どこで、なぜ行うのか |
| 詳細 | 背景、特徴、利用の方法 |
| 根拠 | 確認できるデータや、説明の出典 |
| 会社の概要 | 組織の基本情報 |
| 問い合わせ先 | 担当者の連絡先 |
書き方の要点は次の通りです。
- 最も重要な内容を、冒頭に書く。
- 事実と意見を区別し、誇張を避ける。
- 数字や効果の説明には、確認できる根拠を付ける。
- 専門用語は、分かりやすい言葉で補う。
- 発表の日時と、問い合わせ先を明記する。
新規事業の初期は、実績が少なくても、「どんな課題を解決しようとしているか」という事実を、丁寧に書くことが大切です。根拠のない最上級の表現や、確認できない効果の記載は、避けます。
実務での使い方・具体例
架空のサービスで、新しい機能を公開する際のプレスリリースを書くとします。見出しは、機能の名称と、解決する課題を一文で示します。冒頭に、いつから利用できるか、誰が対象かを書きます。
その後、機能が必要になった背景と、使い方を具体的に説明します。効果について書く場合は、実際に確認できた範囲に限り、条件を明記します。最後に、会社の概要と、取材や問い合わせの連絡先を記載します。
公開前に、社内で内容を複数人で確認します。数字、固有名詞、日付の誤りがないかを点検し、顧客名を載せる場合は、必ず事前に了承を得ます。発信後の問い合わせに対応できるよう、想定される質問と回答を準備しておきます。
配信の前の確認
配信する前に、内容が事実と一致しているか、他社や個人に関する記述に問題がないかを、担当者以外にも確認してもらいます。公開後に訂正すると、信頼の回復に時間がかかります。公開の日時や、情報解禁の条件がある場合は、関係先との間であらかじめ調整しておきます。
配信の相手
すべての報道機関に同じ内容を送るのでなく、扱う分野が合う相手を選びます。相手の関心に合わせて一言添えると、内容が伝わりやすくなります。
よくある誤解と注意点
- 宣伝文を並べただけの文書は、報道の対象になりにくいです。 事実と、社会にとっての意味を示します。
- 確認できない効果や、他社との比較を断定して書くことは避けます。
- 配信すれば掲載される、というものではありません。掲載の判断は報道機関が行います。
- 問い合わせ先が不明確だと、取材の機会を逃します。連絡のつく担当者を明記します。
関連用語
- PR(パブリック・リレーションズ):プレスリリースを含む広報の活動。
- パブリシティ:報道を通じて情報が取り上げられること。
- オウンドメディア:発表内容を自社で発信する媒体。
- ブランディング:信頼と印象を形づくる活動。
- コンテンツマーケティング:役立つ情報を提供する活動。
Otsumuに相談できること
伝える事実の整理や、顧客にとっての価値の言語化は、書き始める前の大切な作業です。何をどう伝えるかの整理を、一緒に検討できます。 Otsumuでは、指標の定義づけや計測の整え方を KPI設計のご支援 としてご相談いただけます。まだ考えが固まっていない段階でも構いませんので、状況の整理から 30分の無料相談 をご利用ください。
執筆:Otsumu株式会社 / 編集日 2026.10.04