UGC(ユーザー生成コンテンツ)とは
UGC(ユーザー生成コンテンツ)とは、企業ではなく利用者が作成した投稿、レビュー、写真、動画などのコンテンツのことです。 口コミ投稿もその一種です。
正式名称は User Generated Content で、頭文字をとってUGCと呼びます。企業が作る広告や記事と違い、実際に使った人の言葉であるため、見る人にとって参考にしやすい反面、企業が内容を直接コントロールできないという特徴があります。
仕組み・ポイント
活用するときは、集め方、使い方、管理の三つに分けて考えると整理しやすくなります。
- 集め方:投稿しやすい導線、投稿のお願いのタイミング、テーマの提示を設計します。
- 使い方:自社サイトや広告に載せる場合は、投稿者の許可を得ます。許可の範囲(媒体、期間)を明確にします。
- 管理:不適切な内容、誤った情報、他者の権利を侵す投稿への対応方針を決めます。
- 権利の整理:投稿者の著作権や肖像、個人情報への配慮が必要です。
- 謝意と還元:採用した投稿者に連絡する、感謝を示すなど、関係を保つ工夫をします。
進め方の手順
- 投稿を集める目的と、使う場面を決める。
- 投稿時に、掲載してよい範囲を本人が選べる仕組みを作る。
- 掲載前に、個人情報や他者の権利、誤った内容がないか確認する。
- 不適切な投稿への通報と対応の手順を用意する。
判断の目安
投稿を活用する際は、権利の面で「許可の範囲が明確か」を基準にします。許可の範囲が分からない投稿は使わない、という運用が安全です。また、良い意見も悪い意見も製品改善の材料として読むと、広告の素材としてだけでなく、顧客理解の手がかりにもなります。
確認したい質問
- 投稿者に、掲載の範囲と期間を伝えて許可を得ているか。
- 不適切な投稿を見つけたとき、誰がどう対応するか決まっているか。
- 投稿を、広告の素材だけでなく改善の材料としても読んでいるか。
実務での使い方・具体例
架空の例として、家庭向けの収納用品を扱う新規事業が、購入者に使い方の写真を投稿してもらう企画を行うとします。投稿の際に、自社サイトでの掲載を許可するかを選べるチェックを設けます。許可された写真だけを紹介し、掲載前に写り込んだ人物や個人情報がないか確認します。寄せられた投稿は、商品改善の手がかりとしても読みます。
投稿が少ない段階で無理に集めようとするより、まず製品の体験そのものを高め、投稿したくなる瞬間を見つけることが先です。利用者が成果を得たときや、人に見せたくなる場面を観察して、投稿を促す導線を置く位置を決めます。
よくある誤解と注意点
- 無断で転載して良いわけではありません。公開されている投稿でも、二次利用には許可が必要になる場合があります。
- 好意的な投稿だけを選んで見せると、実態と異なる印象を与えます。広告として扱う場合は表示の規制にも注意します。
- 報酬を渡して投稿を依頼する場合、その関係が分かるように表示する必要があります。
- 投稿の管理を怠ると、不適切な内容が残って信頼を損ねます。通報と削除の手順を用意します。
なお、制度や基準は変わるため、最新情報は公的機関・専門家で確認してください。ここでの説明は一般的な考え方であり、個別の事案についての助言ではありません。
関連用語
- コミュニティマーケティング:参加者が交流する場の中でUGCが生まれやすくなります。
- ステルスマーケティング規制:報酬を伴う投稿の表示で確認したい規制です。
- 著作権:投稿の二次利用で権利を整理する際の基本です。
- VOC(顧客の声):投稿に含まれる顧客の声を製品改善に活かします。
Otsumuに相談できること
投稿を集める仕組みや、活用時の許可の取り方は、事業の信頼に関わる部分です。進め方の全体像はKPI設計・グロース支援のページにまとめています。
状況の整理だけでも構いません。30分の無料相談から、お気軽にご相談ください。無理に何かをお勧めすることはありません。
執筆:Otsumu株式会社 / 編集日 2026.10.04